当院では、光線療法とともに、移植外科的治療法の「ミニグラフト(mMG)」によって白斑治療に成果をあげています。これは直径0.6mm~1.3mmに切り出したご自身の正常皮膚を白斑部に埋め込む皮膚移植手術です。正常皮膚は、主に頭から採取します。頭皮は最も色素合成に活性のある部位であり、傷も目立ちにくいためです(髪を剃らない方法もあります)。
「ミニグラフト(mMG)」は、光線療法で結果が思わしくない方、できるだけ早く治したい方に最適です。この手術は日本でも(世界でも)当院だけが行っている有効性の高い治療です。移植後、光線治療を継続することによって治療効果が一層高まります。
なお、手術のリスクとして、皮膚を採取した部位は多少傷が残る可能性があります。移植した皮膚は90%以上が生着しますが、移植した皮膚がポツポツと盛り上がる可能性があります。また、10%~20%程度の方で色素が出ないことや、一度色素が出てから消失する可能性があります。
※自費治療となります。治療費の目安として、5百円玉程度の大きさ(直径約2.5㎝)で30万円程度とお考えください。
皮膚移植承諾書はこちら